描き人知らず・・・・

今回のアートスペースは、描き人知らずの絵です。
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当院に古くからある絵で、残念ながらどんな素性の絵なのかまったく判りません。

正直、結構お気に入りの絵で、普通の絵ではなく、かなりの人物が描いた絵の複写だと思っています。

暗いバックから、浮かび上がってくるような主題とちりばめられた赤い花から、
実は、長い間、フォービズムの画家、モーリス・ド・ブラマンクのものとばかり思っていました。
例えば、次の絵は、正真正銘ブラマンクの絵です。
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ね、似てるでしょ。

ところが、ネットが発達して、ネットでブラマンクの絵を探しても同じものは出てきません。
改めて、その他のブラマンクの絵と比べたら、もう少し、というか、もっと古い時代のものかという気もします。


僕の知識では、いまんとこ、ここまでです。

いま、レントゲン室にかかっているのですが、近々、レントゲンシステムを総入れ替えするので、ふと思いついて投稿しました。
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もちろん、機械は変わっても、この壁にはこの絵を掛け続けるつもりなのですが・・・。

だれか、この絵に心当たりがあれば教えてください(笑)。
by 11846182 | 2010-06-27 20:25 | アート スペース

 ある日の事です。
匿名性を高めるため、日本のとある古都で、としておきましょう。
そこで、一、二を争うと言われる旅館に泊まる機会がありました。
私たちは団体旅行でした。まあ、やはり匿名性のために、ここでは歯科医師会の慰安旅行ぐらいに思っていてください。

そこは、簡単には予約の取れない有名旅館だったのですが、ほとんどが、個人、家族向けの宿泊なので、露天風呂や、大浴場がありませんでした。しかし、私たちは男5人(汗)。まちがっても、狭い「部屋風呂」に男5人で肌を合わせる趣味はありません。ひとり一人のんびり入っていると、とても宴会の時間には間に合いません。私たちは苦肉の策として、近くの銭湯に行くことにしました。一流旅館に来て、銭湯とは・・・とほほ f(^^;)。

さて、事件はその後におきました・・・て少し大げさですが。
その旅館の大女将が、部屋を訪ねてきたのです。

自分たちのもてなしが、行き届かなかったことを侘びに来て下さったのです。
80才を大きく回り90にも手が届こうとする、その美しい着物を着た白髪の上品な女性は、いわく「身が縮む思いがしました・・・。」と、頭を下げられました。

いやいや、その旅館の規格外、門外漢は、私たちの方です。私たちもびっくりするやら恐縮するやらで、自分達の勝手と非礼を詫びました。その夜の夕食は十二分においしく、古都の夜を堪能し(結局、旅館の風呂には入れませんでしたが・・・。(笑))翌朝、大女将にもう一度、昨日の非礼を詫び、なごやかに旅館を後にしました。

 さて、今日のテーマは、大女将の言葉、「身が縮む思いがしました・・・。」です。
この言葉は、僕のボキャブラリーにありませんでしたので、すごく新鮮な感じがしました。もちろん、意味はわかります。でも使ったことはありませんでした。

単なる詫びの言葉、「すみません」「ごめんなさい」「申し訳ありません」なら、恥ずかしながら、もう何回詫びたかわからないくらい使っています。
しかし、「身が縮む思い・・・」これは、用法の難しい言葉です。

自分に、本当に非があれば、あるいは、相手との関係が破綻していれば、「身が縮む」程度ではすみません。また、そこらのファミレスのバイト君程度なら、身が縮んだからといって、ありがたくもなんともありません。

やはり、それなりの価値のある人が、ある適正な環境下で「身が縮む」からこそ、成り立つ言葉なのです。
オー、ニホンゴ、ムズカシーデース。What a difficult languege Japanese is!

 私も、歯科医師をしていて、毎日の仕事にベストを尽くしているつもりです。
しかし、それでも、人の価値観は様々です。また毎日バタバタで、皆様にご満足どころか、行き届かない所ばかりかもしれません。また、今回の僕たちのように、思わぬ理由で行き違うこともあるかもしれません。もちろん基本は、心から「本当に、申し訳ありません。」

しかし、時には「身が縮む思いです・・・」って、こんな言葉をさらりと使いこなせる、そういう大人になりたいものですね。
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イラストは、「千と千尋の神隠し」に出てきた油屋旅館です。もちろん文中とは何の関係もありません(笑)。
by 11846182 | 2010-06-20 01:03 | 院長あれこれ

6月に入りました。

 6月に入りました。
今日は「衣替え」です。気候に合わせて、衣服を夏服に替える日です。

 平安時代から始った習慣だそうですが、当初は中国の風習にならって、4月1日および10月1日に夏服と冬服を着替えると定め、これを「更衣」と言いいました。
 しかし、天皇の着替えの役目を持つ女官の職名も「更衣」といい、「更衣」は後に天皇の寝所に奉仕する女官で、「女御」に次ぐ者を指すようになったので、民間では更衣とは言わず「衣替え」と言うようになりました。
 江戸時代ごろから、衣替えは6月1日と10月1日に行うようになり、明治以降の官庁・企業等もそれに従うようになり、現在の風習として続いています。
 
 実は、先日ちょっと縁があって、京都の御茶屋で食事をする機会がありました。
そのとき舞妓さんと話をしていたのですが、舞妓さんたちにも「衣替え」が、やはり6月1日にあるそうなのです。
 着物に詳しくないので、よくわからなかったのですが、舞妓さんの着物は基本三枚。枚数は変わらないのですが、衣替えで、やや涼しい風通しの良い生地に変わるのだそうです。
 考えてみたら当たり前ですね。真夏に冬と同じ着物で、踊ったり座敷に勤めていたら大変です。冷房が効いた座敷ばかりでなく、川床や移動もあります。舞妓さんも大変な重労働です。

 ところで、舞妓さんのかんざしも、毎月変わることも教えてもらいました。
歳時記にぴったりのネタです(笑)。
5月の花かんざしは「藤」
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6月の花かんざしは「柳」です。
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季節に応じ、さまざまな心配りやもてなしが変わる日本。
四季の表情豊かな日本は、本当にいい国だと思いました。
by 11846182 | 2010-06-01 22:23 | 歳時記・光の言霊


ぺぺです。ここでひと息、コーヒーブレイク。堺市の山本歯科医院のブログです。